かつみんの好きなものブログ

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家庭菜園を再開しました

こんにちは。かつみんです!

 

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今回は趣味の家庭菜園についてお話しします。

8月まで徳之島の農家さんの下に就職していましたが、一身上の都合により実家の埼玉に戻ることになりました。転職活動をすることになったのですが、何もしないのも良くないので、その傍らお父さんがしている家庭菜園を手伝うことにしました。

 

畑は埼玉の大宮の天沼にあります。住宅地の間に畑のスペースがあります。

最初はその中でも北側の区画の整備を8月終わりから始めました。夏の間手を付けていなかったため雑草が生い茂っており、どうにもならない状態になっていました。このまま放置すると木化して草木がとりにくくなる状態になってしまいます。放置すればするほどめんどくさくなるのが畑です。畑は維持するだけで苦労します。なので跡継ぎの問題が出てくるのですね。

というわけで、まずはこのエリアの草抜きから始めました。

 

 

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自分たちの畑はこの写真の青のエリアです。

その中で草抜きを始めるのはこのピンクのエリアです。縦8mくらい、横20mくらいですね。だいたい1.6アールくらいといったところですかね。正確には測っていませんので、だいたいそんな感じといったところです。(家庭菜園なので)

正確に測るんだったらアグリノートやアグリオンの無料版を使ってみてもいいかもしれませんね。

 

手動の耕運機はないので、鎌を持って手作業でひたすら刈っていきます。

 

 

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衛星地図と照らし合わせるとだいたいこのエリアですね。

8月30日の写真です。

ここを最初はひたすら開拓していきました。

 

 

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9月1日です。3回目の開墾だったと思います。だいぶきれいになってきました。少しずつ土の部分が見えてきています。

 

 

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9月8日の様子です。範囲も広がりさらに土の色がはっきりとみえるようになってきました。草抜きの次は畑を耕し、土づくりの段階へと進んでいきます。

 

 

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9月9日の様子です。左側から鍬を入れて耕転を始めました。しばらく放置していた土地なので少し固まっており、土をほぐす必要があります。

 

 

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9月19日の様子です。草抜きをしたところのすべての場所を耕天し終えました。

鍬を入れて耕してたときに、この土は粒がモチモチふわふわしていて腐葉土に近い枯葉もたくさん含まれていたので、耕しすぎないのが良いことに気が付きました。

土は固相と液相と気相の3つのバランスが大切です。耕しすぎると気相が増え、乾燥し液相が増え、土に保水性がなくなってしまいます。畑は耕せばよいのではなく、また耕しすぎもよくなく、土の状態を見て耕すことがとても大切です。

土の状態の見方は「粒がしっかりしていて、モチモチ感、ふわふわ感がある」ことです。詳しく知りたい方は「団粒構造」という言葉をチェックしてみましょう。

 

 

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10月1日の様子です。酸性雨や草木の成長による土壌の酸性を石灰を入れることで中和します。作物の種により酸性を好む、アルカリ性を好むの違いはありますが、1平方メートルあたり150gの石灰をまくのが基本的とされています。だいたいスコップ1杯分を巻きました。

この状態で畑を耕転すると、白い石灰があまり見えなくなり、ついもっと石灰を入れたほうがいいんじゃないかという気にさせられますが、過ぎたるは及ばざるがごとしということで、巻きすぎないようすることが大切です。

 

 

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10月9日の様子です。

右奥に白いネットがありますが、そこまでが今まで開拓していたエリアで、この日は父親と協力してそこから南下し、さらに広いエリアまで開拓することができました。

そして一番右側の東側では畝をたてました。作物を植えるところと通路を確保する作業です。この畑は微妙に北側に向けて土地が下がっているので、できるだけ勾配がないように平たく整地しました。

そこにビニールの「マルチ」をはり、雑草が作物の周りに生えないようにしました。マルチはプラスチック製の杭を四方と中間の6か所でとめ、土をかぶせることで飛ばないようにします。マルチを張ることで雑草を抜かなくても済むので省力化することができます。

畑はできるだけ楽にたくさん作るところが大事です。楽することは悪みたいな風潮ありますが、畑はとにかく楽をしましょう。楽をするためには草抜きや整地やマルチングをしっかり予めやっておきます。楽をするための最初の努力、準備を惜しまないのが畑で一番大事なことです。

 

というわけで、畑の開墾、草抜きから一部の畝立てまで完成しました。

これからさらに右側の西へ畝を作っていき、作物を作れる状態にしていく作業をしていきます。

 

今後も随時ブログを更新して、家庭菜園の知恵を書き記していきますので、よろしくお願いいたします。

今回はここまで。

最近将棋が面白い


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慣れてしまうと目隠しの存在も案外気にならなくなるものですね。

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さて、今回は将棋についてお話していきます。

 

今週は竜王戦が行われていました。羽生善治竜王と挑戦者の広瀬章人八段の対局ですね。羽生さんはタイトル通算100期という金字塔を目の前にした大事な対局となっております。また、羽生さんの所持しているタイトルは現在竜王のみで、これを防衛できないと29年ぶりの無冠に転落してしまいます。29年間なんらかのタイトルを保持し続けてきましたが、ここ最近他の棋士たちが力をつけてきて、ついに保持タイトルは竜王の1つのみになってしまいました。

広瀬八段は現在将棋界のレーティング1位の実力を持つ最強の棋士です。思考力やスタミナ、共に絶好調で、竜王戦まで11連勝していました。まさに今一番強い棋士です。そんな最強の挑戦者が羽生竜王に立ちはだかるわけなんですね。

live.shogi.or.jp

 

 

将棋には8タイトルあります。竜王、名人、王位、王座、棋聖棋王、王将の7つと最近新たに叡王が追加され合計8つです。先月の豊島棋聖が二冠を取る前までは、将棋の8タイトルすべてが別の人という戦国時代でした。1996年には羽生さんが史上初の7冠を獲得しました。圧倒的な強さを誇り、相手を撃墜する一手を「羽生マジック」とも呼ばれ、一世を風靡しました。しかし今では若手が実力を着々とつけ、羽生さんを1冠にするまで追い詰め、「時代が羽生さんにようやく追いついた」とも言われるようになりました。これから将棋界はますます熱戦が繰り広げられていくことになるでしょう。

 

中でも藤井聡太さんの出現は一時期流行になりました。藤井さんは幼少期に将棋の本すべてを暗記し、詰将棋も得意とし、揺るぎない圧倒的なデータ量で、序盤中盤終盤全く隙のない将棋を指す恐ろしい鬼の子です。詰め筋がわかるとノータイムで(時間をおかずに)指すとのことで、まさにAIのような、そんな指し手をします。

 

「AI」という言葉が出てきましたが、最近は将棋ソフトも人間を超えるレベルで強くなっています。全く悪手(自分が不利になる手)を指さず、隙が無く、1手でも悪手を指せば劣勢となり、そのまま負かされてしまいます。以前当時の日本将棋連盟の会長だった米長先生がソフトに負けるということがあり、一大ニュースになりました。

そんなソフトの時代で現れたのが藤井聡太さんです。まさに現代に生まれた天才棋士ということなんですね。

 

将棋界もソフトの研究によって指し方がどんどん変わっていってます。以前は指された先方もプロの間では全く指されなくなることも出てきています。羽生さんは独自の研究で強くなってきましたが、それもソフトによる研究で強くなった棋士たちによって追い詰められてきました。しかし最近は羽生さんもソフトによる研究を導入し、今までの強さを持ちながらさらに強くなっています。この羽生さんの研究熱心さというか、変化に対する心持ちが48歳とは思えない凄さで、若い棋士には負けない強さを持っています。

 

次にりゅうおうのおしごと!というアニメについて紹介させていただきます。

ryuoh-anime.com

りゅうおうのおしごと!は将棋界を舞台にした本格派将棋アニメです。ラノベのアニメ化ということで、主人公の九頭竜八一は16歳でで竜王のタイトル保持者、ヒロインの雛鶴あいちゃんは10歳の(ロリ)小学生となっております。

出てくる女の子がまずとてもかわいい。雛鶴あいちゃんは声優の日高里菜さんの声がかわいい。そして将棋がとても強い。真剣に将棋に取り組み、時に悔し涙もあり、ストーリーが非常に面白いです。

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あいちゃんの友人のシャルロット-イゾアールちゃんは6才で声優の小倉唯さんが演じています。その子もとにかくかわいい。とろけるようなかわいさです。

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そんなラブコメ的なギャグ要素が満載でありながら、本格的な将棋ストーリーが展開されていて、将棋初心者でも見やすいアニメになっています。自分が将棋初心者でこのアニメを見て将棋に入ったので、間違いなく初心者にはおすすめできます。ちなみにけいおん!を見ると軽音楽(バンド)がやりたくなります。そして僕はバンドを始めました。ただただ、影響されやすいだけかもしれません。笑

https://twitter.com/if_224/status/1049983225508974592

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すごい綺麗な人が総作画監督をされているみたいです。顔が小さくて細い。

お渡し会や講演会もやられているみたいで、一度は会ってみたい…。

 

 

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プロの女流棋士さんもアニメを見てコスプレをしています。

香川さんは美人で強くて、この前の将棋ウォーズ(アプリ)のイベントの3分将棋で圧倒的な終盤力を見せつけていました。ちなみにこの愛生は豊崎愛生(あき)ではなく、「まなお」と読みます。

 

 

 

そんなところで、今将棋界が非常に熱いです。

将棋の魅力がわかる人が増えると嬉しいです。

 

次回は自分がどのような過程で将棋を知っていったかについてお話しします。

初心者である自分が、どのように将棋を知っていったのか、これを見れば全く将棋を知らない人でも将棋の魅力が少しは伝わるかと思います。

 

それでは今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。

生きがいをなくしがちなあなたへ

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今回は生きがいをなくしがちな方へ、おすすめの本を紹介したいと思います。

 

自分もよく生きがいをなくしがちで、「なぜ生きているんだろう」「人生の答えはなんだろう」「頑張る意味ってあるのかな」なんてよく考え込んでしまいます。無意味な思索であることは自明なんですが、やはり生きがいをなくしてしまうと生きている意味をどうしても問いたくなってしまうものです。精神的な問題は精神では解決しない、考えても意味がない、わかっていてもそこから抜け出すのはなかなか難しいです。


世の中に出回る自己啓発書もこの問いに対してあらゆる答えを出していますが、これといって抜群に的確な答えは明示されてないものばかりです。なんだか強そうで勇気の出るような言葉とその実践方法を示し、あとがきには「これであなたも輝かしい毎日が訪れます!」と書かれているだけで、「生きがい」そのものの問題の本質には触れず大した解決にならないものばかりです。

 

「人生の答え」の一例として、プロ野球の評論家で元監督の野村克也氏が、ヤクルトスワローズの監督で若い選手へのミーティングで「人生の答えを考えたことがあるか?人生が何のためにあるのか考えたことがあるか?」と問いかけたことがあります。ミーティング室はシーンと静まり返り、野村さんはさらにこう続けました。「人の人生とは世のため人のために役立てるためにあるんだ」と。確かに、「人の人生とは世のため人のためにある」というのは正しいとは思います。これは野村さんが長くプロ野球に携わり考え抜いて出した答えなわけで、ファンを喜ばせるために野球を一生懸命やることがプロ野球選手にとって一番大事なんだと野村さんは説いているわけです。

しかし、これに至っては若いプロ野球選手に対しての言葉で一般人には当てはまりにくいところがあります。また「世のため人のために役立てる」ことが大事だというのがわかっていても、その行動が踏み出せないというのが生きがいをなくした人の問題となっているわけで、その答えの本質には辿り着けていません。「世のため人のために役立てる」というのはあくまで若いプロ野球選手へ向けた言葉であって、プロ野球で活躍するという自身の人生においてやることが明確にわかっているため引き出せる答えなので、自分が何をやるべきなのかわからない生きがいをなくした人にとってはあまり参考にはならないものです。

 

そんな中で、その「生きがい」を教えてくれる、凄い本があります。
それがこちらです。

www.yamakawa.co.jp


『もういちど読む 山川 倫理』です。
山川出版社の倫理は、高校の社会科目である「倫理」の教科書ですね。その大人向けのものになります。
高校時代倫理を習っていて教科書がある人は買わなくてもいいかもしれません。しかし、「もういちど読む大人向け」ということで、多少なりとも読みやすくわかりやすく書いてあるのかなとは思います。

 

この本のすごいところは、序章の「現代社会と自己への道」のたった10ページに、「生きがいとは何か」に対する答えの見つけ方をわかりやすく解説してくれています。非常に明快で、本当に病んでて何もしたくない、無気力な人でも、たった10ページ、これだけ読んでほしい、そんな序章です。
とにかく序章がまず神がかってます。ここを読むためだけでも買う価値は十分にあります。立ち読みでも序章はすぐ読み終えることはできますので、ぜひ書店で手に取ってみてほしいなと思います。

 

そして序章からは、哲学について、宗教について、西洋思想、日本の思想、現代の倫理的問題へと発展していきます。全体を掴むだけでも現代社会を生き抜くのに必要な知識の骨組みになりますし、しっかり読み込むことで哲学的な思考、宗教観、さまざまな思想や倫理観を身につけることができます。この本で足りない人は、登場する人物の著書を読むことでさらに理解を深めることもできます。
特に哲学分野に関しては、何を読めばいいかわからないという人が多いと思います。そんな人にとってはこの本を読むことで、なにをこれからどの哲学書を読むべきか手がかりを見つけることができるかと思います。哲学入門書としてぜひおすすめしたいです。

 

生きがいをなくしている人にとっての手助けになればと思い、推薦いたします。

今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。

 

老害を論語の有名な句から紐解いていく

こんにちは。かつみんです!

よろしくお願いいたします!

 

ブログでは日ごろ思っていることを書いていきたいと思います。

Twitterやっています。ほぼ依存症気味かというくらい稼働しています。Twitterは思ったことをすぐ、短文で書くことができ、忘備録的にもなり、またたくさんの人に一気に知らせることができるので、ついついTwitterにはりついてしてしまいますね。自分の内面はすべてここに吐き出していますので、ぜひとも見ていただけたらなと思います。

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なんらか反響をいただけると非常にうれしいです。

 

 

さて、本題に移ります。

今回は「老害論語の有名な句から紐解いていく」ということで書いていきます。

最近東洋哲学に没頭しており、勉強しています。Twitterで知り合った肘さんという方が失恋フェスという企画をしており、その一環で座禅を組みに行ったり、『論語』や『菜根譚』といった本を読んだり、『山川の高校倫理』をもう一度読み勉強したりしています。こころの働きを知ること、こころの変化に応じて対処すること、困難に立ち向かうこころを作ることは、生きていくうえで非常に大切です。

https://twitter.com/kfo_hiji/status/1053969803805786114

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東洋哲学は科学に重きを置く西洋哲学よりもより実践的な面があります。西洋哲学では事象を理論に落とし込みます。「事象を理論化しそれを頭で理解し行動を変え習慣化していく」という合理的で建設的な方法によってこころや日常を変えていきます。もちろんそのような方法は科学的は理論的なので、実践できる人にとっては非常に効果的だと思われます。それに対して東洋哲学は事象を事象で捉えることに重きを置いています。例えば「悟り」という事象そのものを言語化することは非常に難しい、これは明らかですね。「悟り」は「悟り」なので、「悟り」を言葉の上で理解できたとしても、「悟り」に至ることはできないわけですね。

座禅を組むと、呼吸が深くなり、心臓の鼓動が全身で感じることができ、段々体が温まってきます。生理学的にはもしかしたらこの事象を科学的に証明できると思います。しかし、「こころのはたらきをよくする」ということが目的であれば、「事象を理論化しそれを頭で理解し行動を変え習慣化していく」ことよりも「座禅を組む」ほうがよりシンプルで実践的です。

さらに日本は東洋にある国で、西洋人よりも一日の長がありますので、東洋哲学をすんなり理解することができると思います。東洋哲学を学ぶことは日本人にとって強みにもなるかと思いますので、ぜひともお勧めしていきたいですし、自分ももっと学んでいきたいと思います。

 

さて、今回の本題の「老害論語の有名な句から紐解いていく」に入りたいと思います。

論語』は古代中国の孔子とその弟子との対話をまとめたものです。諸子百家と呼ばれる思想家の中の儒家という学派に属します。需家は仁徳や礼儀を重んじる流派です。

https://www.amazon.co.jp/%E8%AB%96%E8%AA%9E-%E5%B2%A9%E6%B3%A2%E6%96%87%E5%BA%AB-%E9%9D%92202-1-%E9%87%91%E8%B0%B7-%E6%B2%BB%E8%A8%B3%E6%B3%A8/dp/4003320212

さて、そもそも老害とはなんでしょうか。今回は一般的に考えて、「時代遅れのおじさんやおばさん」「変化に対応できない人々」「社会のルールを守らず、迷惑をかける老人」といったところでしょうか。

確かに昨今では時代の変化が著しく、特にテクノロジーの発展により、それについていけない年配の方々が増えています。またそれに伴って、考え方や社会のルール、モラルが変わってきていて、今までやってきた経験や知識が通用しないといった悲鳴が世間から聞こえてきます。どこからがハラスメントなのかわからないなんて声もありますね。

もしも自分がその年配の立場だったら、どうしたらいいのかわからず、自分も老害になってるかもしれません。そう考えるともしかしたら若者だけでなく、年配の方々も生きづらい時代かもしれませんね。

 

 

そんな混迷を極める現代ですが、実は紀元前5世紀に生まれた『論語』が非常に的確なことを突いているんですね。それがあの有名な句です。

 

 子の曰わく、吾れ十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。

 

これは論語の中でも一番といっていいほど有名な句ではないでしょうか。しかし、この句には続きがあります。この続きこそが非常に重要なのです。

 

 

 

 子の曰わく、吾れ十五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。六十にして耳従う。七十にして心の欲するところに従って、短(のり)を超えず。

 

60になると人の言葉が素直に聞けるようになり、70になると思うがままにふるまっても道を外れることはなくなった。

 

 

ここですね。この60になると人の言葉が素直に聞けるようになる。このことが非常に重要です。

この60になって他人の言うことを聞かず、自分勝手で横暴、頑固になっていくのではなく、むしろ他人の言うことが耳に入ってくるようになることが大事と説いているんですね。

確かに現代では実績を積んだ人が褒められるので、年齢を重ねれば偉くなっていき、他人の言うことよりも自分のやってきたことのほうが良いと信じ込んでしまいます。そうではなく、知識と経験を積んできたのだから、むしろ他人の意見がより受け入れられるようになることが大事というわけなんですね。

 

そしてその先に70になっても羽目を外しすぎないようになっていく、というわけですね。少なくとも孔子先生自身はそうなっていったと教えてくれています。

 

60になったら今までの知識や経験を生かして、他の人の意見をよく聞くようにする、これを今後の人生において胸にしまい、大事にしていきたいと思います。

この句は論語の一部で、ほかにも有り難い句がたくさんありますので、この際に論語をぜひ読んでいただけたらなと思います。きっと人生に役立てることばかりです。

 

 

今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございます。