島津日新公いろは歌について 読みやすいPDF付き
私は朝起きてから毎日この『島津日新公いろは歌』の47句を音読するようにしている。47句しかないので、1回10~15分あれば読むことができ、それなりにお手軽である。
私がこの毎朝の音読の生活を始めてから今現在かれこれ半年くらいが経ち、頭文字を見れば文がすらすらと出てくるようになってきた。そうなってくるとだいたい意味も掴めてくる。少しずつ身体まで言葉が浸透して行動が変わり、人生が好転してくれればという思いで、毎日継続している。
この『島津日新公いろは歌』とは何かというと、戦国武将の島津日新が民衆に郷中教育として施したものである。その精神は『論語』に代表される「儒学」「禅学」「武士道」から成る。極めて道徳的な内容で、戦国時代が終わり江戸時代に入ってからも薩摩潘の教育として広く潘内に伝わったとされている。詳しくは一番下のホームページを参考にしてほしい。
この『島津日新公いろは歌』は、明治維新の立役者である西郷隆盛(吉之介)も少年期にこの教育を施されている。そして西郷はこれを人生の指針とした。
2018年の大河ドラマ『西郷どん』のなかでも、西郷吉之介が沖永良部島に島流しにされた際、島の子どもたちに『島津日新公いろは歌』を教えているシーンがある。
西郷はこの『島津日新公いろは歌』の教えのとおりをただただ遵守し、遂行し、明治維新という大事を成し遂げた。
単純な話だが、この『島津日新公いろは歌』には、明治維新を成し遂げる原動力となったという、それだけ優れた効用が実績として残っている。偉人である西郷の基礎を作り上げた教訓なのだから、これを指針として生きるのは大きく間違っていない、というのが私の信条である。
今回自分が毎日音読できるように作成したファイルをここに貼っておこうと思う。訳については以下のホームページを引用した。少し誤りがあったのでPDF版には手直しを加えている。
読みやすいように1枚につき3~5句程度にし、印刷しても12ページに収め、スマホの画面でも読みにくいことはないと思う。明朝とメイリオ体の2つを作成したので、好きなほうを使っていただければと思う。
これを読んで、人生の転ばぬ杖としていただければ幸いである。
私もまたこれを人生の転ばぬ杖としていき、どんな苦楽の時でもうまく乗り越えていきたいものである。
↓引用元
↓参考資料