かつみんの好きなものブログ

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プロ野球の応援の是非

こんにちは。かつみんです!

今日もよろしくお願いいたします。

 

自分はプロ野球の応援はなくしていくべきだと思っています。野球はボールが放たれる一瞬にものすごい集中力を必要とするスポーツです。集中力を必要とするときに周りがうるさいのは集中力を高めるのにふさわしい環境とは言えません。中には選手の名前を必要以上に連呼するもの、選手の名前を叫ぶもの、選手のプレーを煽り立てるもの、相手チームを倒せと罵倒するものもあります。正直言ってそれは応援ではなく、ただフラストレーションの吐き場のようです。過度な応援は集中力を乱す要因になっているはずです。

また応援反対派の中には、心理的な駆け引きや選手一人一人の守備位置など、野球を静かに戦略的に観たいと思っている人もいるでしょう。

 

アメリカのメジャーリーグでは日本の野球のような応援はなく、観客は静かに観戦し、試合展開が熱くなるとそれに応じて観客のボルテージも上がっていくという形になっています。日本のプロ野球は1975年頃に広島東洋カープが応援を取り入れて以来、日本のプロ野球のみがガラパゴス的に進化し今に至っています。最近では女性パートが導入されるなどの発展も見られます。野球の応援は日本独自の文化です。プロ野球は「スポーツのエンタメ化」にいち早く成功し、もともとあった人気をさらに高めることができました。ファンと応援があって発展してきたプロ野球から応援をなくしてしまうと観客の数は減ってしまうのは明らかです。応援はやめるにやめられない状況になっています。

 

「スポーツのエンタメ化」というのはスポーツにおいて非常に重要な概念で、特にマイナースポーツではファンを取り込むためにどうすればエンタメ化できて観客数を増やすことができるかを考えださなくてはなりません。サッカーや自転車、駅伝はエンタメ化しやすいスポーツだったため、周りの応援やスポンサーもつきやすく人気のスポーツになることができました。野球ももともとあった人気と応援をくっつけることでエンタメ化してファンを獲得して肥大成長を遂げることができました。野球にとってエンタメ化し人気を獲得するために応援は必要な要素であったといえます。

 

また、最近の球団の運営方針も時代の変化と共に変わってきています。従来の発信メディアが限られた時代では、球団そのものがブランドで球団が魅力を発信しファンの心を掴んできました。しかし最近は「球団とファンが一緒になってチームを作っていく」という方針に変わってきました。

 

これからのプロ野球は、球団とファンとが一体化してチーム作りをしていく中で、選手の意見も取り入れていき、応援する形を模索し、より選手が集中して野球に取り組める環境を、三位一体で作っていく時代になっていくと思います。チームの勝利のためにうるさい応援をやめるという選択肢が出てくるはずだからです。球団、選手、ファンの三者が応援について改めて考えて、全員が得をする形に落とし込んでいくことが、日本のプロ野球のさらなる発展に繋がっていくと思います。

 

今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございます。